外資系転職エージェントが使う英語専門用語とその解説
約1年前 by Lincoln T.転職活動をしていると、聞き慣れない用語を耳にすることがよくあります。リクルーターとして、私たちはしばしば気づかないうちに業界の専門用語を使っています。
ここでは、人材紹介業界における英語用語とその一般的な意味を簡単にご紹介します。
「CV」
Curriculum Vitaeの略で履歴書・職務経歴書を合わせたもののことです。アメリカ合衆国ではresumeと呼ばれています。
「Candidate」
リクルーターとそのパートナー企業の間では、これは通常、求人に応募している人のことを指します。あなたが求職者であれば、採用担当者は「他のcandidatesがいる」と言うかもしれません。
「Blind Introduction」または「Masked Introduction」
転職エージェントが、あなたの名前を伏せて、あなたのプロフィールをパートナー企業に紹介することです。このような紹介の仕方は、プロセスを確約することなく企業のフィードバックを得ることができますが、複数のエージェントが同じ企業に同じ人を紹介することになれば混乱を招く可能性もあります。
通常、会社があなたの経歴について前向きであれば、あなたの名前と会社名を伝えます。
「Float」
転職エージェントは、特定の仕事にマッチする人材を探して紹介することがほとんどですが、例外もあります。
企業との関係を利用して(特定の求人にマッチさせることなく)もっとカジュアルな紹介をすることもあります。このことを、リクルーターはあなたのプロフィールを会社に “Float"する(流す)と言います。
「Offer」
実際にオファーされるタイミングは様々ですが、一般的に "Offer "という言葉は、企業から応募者へのオファーレターのことを指します。これは、条件は説明されているが、書面には書かれていないという意味の "Verbal Offer "である場合もあれば、実際のオファーレターが作成された "Written Offer "である場合もあります。口頭オファーの条件が変更される可能性もありますので、エージェントと話をする際には必ず明確にしてください。
注意:リクルーターが求人の詳細を説明した場合、これは「ジョブオファー」とは呼ばれません。ジョブ・ディスクリプション(JDと呼ばれることも)を受け取った、または求人について説明を受けたがまだ応募していない、と言った方がよいでしょう。
「Book a meeting」
ミーティングのスケジュールを予約することです。
「Hiring Manager」
新しい会社に入社した場合、あなたの上司となる人物のことです。Hiring Managerは多くの場合、面接のプロセスに関わってきます。
詳しい記事を読む:リクルーター、Hiring Manager、Talent Acquisitionの違い
「STAR System」
これは面接の質問に答えるための手法で、欧米の企業では非常にポピュラーなものです。特に、"あなたが達成したことの例を挙げてください "といった自由形式の質問に答えるのに適しています。S.T.A.R.とは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Results(結果)の頭文字をとったものです。ある時点でのあなたの会社の状況はどうでしたか?その時のあなたの課題・目標は何でしたか?目標を達成するためにどのような行動をとりましたか?結果はどうでしたか?
「RFL」または「Reasons for leaving」
企業はしばしば、現在の仕事を辞める理由や、以前の仕事を辞めた理由を尋ねてきます。企業が実際に知りたいのは、"あなたを採用した場合、当社からも離職しますか?"ということなのです。退職理由を聞かれることを予期し、それぞれの転職を正直に、しかしよりポジティブに説明する方法についてエージェントと話し合ってください。
これらの重要な採用用語を理解することで、自信を持って求職活動に取り組むことができるようになります。「CV」はあなたの履歴書・職務経歴書を表し、「Candidate」は求人に応募する人を定義し、「Blind」または「Masked Introductions」は、名前と連絡先を伝えることなくフィードバックを得る方法を提供します。また、「口頭オファー」と「書面オファー」の区別は非常に重要です。
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ライター:Lincoln Torrey
翻訳:Rena Harada